最近「Shopifyのことわかりますか?」とか「Shopifyでサイトを作ってほしいんですが」というお問い合わせを受けることが増えました。ここ数年EC・通販関連のメディアではShopify(ショッピファイ)という言葉を見ない日がないくらい注目されていますが、最近は一般の人やECサイトを作りたい企業にもShopifyの知名度が上がってきたのを感じます。コロナ禍で実店舗が開けない期間があるなど、通販を今まで避けていた企業も取り組まざるを得ない環境になってしまったことが影響しています。
Shopifyは注目されているけれども、Shopifyについての情報は英語のものが多く日本においてShopifyを勉強する環境はまだ充実しているとは言えません。そんな中で初心者がShopifyを勉強するいくつかの方法と、それぞれのメリットとデメリットを比較します。
Shopifyとは
念のため、Shopifyについておさらいをしましょう。
Shopify(ショッピファイ)とはカナダに拠点を置くECプラットフォーム企業で、オンラインストアやPOSシステムなどのサービスを提供しており、その中でもオンラインストアのサービスを指してここではShopifyと呼びます。ShopifyはECサービスとしていま世界で最も利用されており全世界の店舗数は170万店舗以上、2020年の流通総額は20兆円以上にもなります。
通販サイトで私たちがよく目にする「楽天」や「Amazon」はモール型ECと呼ばれ、現実のショッピングモールのように一つの大きな施設に色々なお店が入っているイメージです。それと比べてShopifyは独立した1つの建物にお店を出店するイメージでカート型ECと呼ばれます。ECシステムというのは具体的には商品紹介ページ、買い物かご、顧客管理や支払い管理などの関連するサービスが一つになったもので、オンラインショップに必要な機能をまとめてクラウドで提供してくれるのがShopifyなどのカート型ECシステムになります。
Shopifyの勉強に関する現状
Shopifyについて色々調べてみたところ、2022年12月現在の日本ではShopifyを勉強するための情報がとても少ないことに気が付きました。特にShopifyを利用する上で不可欠ともいえるアプリに関しては、そもそも設定画面が英語だったり日本語の情報が不足していたり開発会社が英語しか対応していなかったりと、英語の読み書きがある程度できないと難しそうです。
英語のサイトでは情報も豊富にあるようですが、日本語におけるShopifyの学習はいまだ発展途上というのが現状です。
Shopify勉強方法一覧
日本においてShopifyを勉強する環境はあまり充実していませんが、そんな中でも勉強する方法はいくつかあります。それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
Youtubeで勉強する
Youtubeで検索するとある程度Shopifyの解説動画があることが分かります。ここでは代表的なチャンネルを紹介します。
Shopify認定教育パートナー三浦卓也
Shopifyの認定教育パートナーである三浦卓也さんのチャンネル。通販業界のニュースサイト等ではShopifyといえばこの人!という存在。ご自身でも「ミウラタクヤ商店」というShopifyショップを運営しており、現役ユーザーの立場からShopifyについて知ることが出来ます。
海外WEBマーケティング世界へボカン
越境ECを中心とした情報を提供されている世界へボカンさんのチャンネル。色々な方へのインタビュー動画があり、先述の三浦卓也さんも出演されていました。Shopifyに限らず越境ECに興味がある方におすすめ。
EIKING
D2C即戦力を育成するオンラインスクールShopdemyの講師EIKINGさんによるチャンネル。この方もご自身で物販経験があり、またオンラインスクールの講師として日々指導にあたっている深い知識を感じます。早口なのでついていくのが大変な場合は、再生速度を落とすといいかもしれません。
Shopify-Japanese
Shopify公式の日本語版Youtubeチャンネル。基本的な使い方やチュートリアルはこちらで学ぶことが出来ます。
Youtubeによる学習のまとめ
- 値段:無料
- メリット:無料で学習することが出来る。ある程度使い方や用語を理解している人が部分的な学習に利用するのは良い
- デメリット:チャンネルによって特徴が色々あるが、全体像をYoutubeだけで理解するのは難しい
Web・ブログで勉強する
WebサイトやブログでもShopifyについて学んだり、最新情報を入手することが出来ます。特にアプリ系の情報はニュースサイトが早いように思います。
本で勉強する
オンライン学習で勉強する
公式サイトで勉強する
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